「響子さん・・・・どうしてこんなこと?それに喜一くんとはどういう?」



「どうしてもこうしても決まってるじゃない、あたしは欲しいものは必ず手に入れる・・・それだけのことよ」




欲しいものは必ず手に入れる・・・・それがたとえ龍さんだったとしてもこの人は必ず手に入れるんだろうか




龍さんの心が自分のほうに向いていなくても無理矢理結婚するんだろうか




それって凄くむなしい事、人の心だけは誰にもどうにも出来ないってなんで気が付かないんだろう




響子さんの綺麗なメイクの施された顔をちらりと一瞥する




モデルさんのように綺麗な彼女は薄ら笑みを浮かべるとゆっくりと話し出した




「彼・・・・喜一とはご近所なの、腐れ縁と言おうかまあ幼馴染ってとこかな?あたしと幼馴染ってことは極一部の人しか知らなくて彼も黙ってたみたいだけど」




「そ・・・そうなんですか」




「知ってる?昔から喜一はあたしに惚れてるのだからあたしの望むことならなんでもする」




え・・・?喜一君が響子さんに惚れてる?響子さんはそのことを知ってて龍さんと婚約するの?



「彼・・・あたしの為なら人殺し以外のことなら大抵やってくれると思う、大切なあたしのセフレってとこかしら」





彼女は平然とそう答えるとにやりと口角を上げてすぐ傍にいる喜一君の頬をそっと撫でた