「ごめん、嫌な思いさせた・・・」




頬を滑る龍さんの手をそっと握りしめるとあたしは首を横に振った



なんだか今にも泣き出しそうな龍さんの表情に胸が痛くなる




どうしてそんな顔?龍さんは一体どれだけのものを抱えてるの?



それを少しでも軽くする方法はないんだろうか




握りしめていた手にぎゅっと力を込めた




「瞳、俺の自由が許されるのは高校卒業までだ・・・・」




・・・・え?自由?自由ってどういうこと?



それはもしかしてあたしと龍さんがこうして一緒に居れる時間ってこと?



怪訝な顔を受かべるあたしにふっと苦笑いを浮かべる




金色の髪をそっとかきあげると隼人を抱いたままのあたしをそっと抱きしめてきた龍さん




まるで壊れ物でも抱くようにそっと抱きしめてきた龍さん




自分と同じ柔軟剤の甘い香りになんだか胸がどきどきしてとまらない





耳元に触れる龍さんの吐息があたしの身体を瞬時に熱くした