「へ~龍一が女の子と住んでるってことに俺は驚きなんだけど・・・・ええっと瞳ちゃんだっけ?この子のお姉さんってことだけどお母さんは今日どうしたのかな」




「あ・・・・それはちょっと訳ありで、今はちょっといないというか・・・」



「優太さん、ちょっと事情があって俺と暮らすことになったんでそこはあんまり聞かないでもらえますか?」



あたしが言葉を濁すと龍さんのフォローがすかさず入った



いくら神龍のOBで龍さんの知り合いでも知り合ったばかりの人に家庭の事情を話すことに多少なりとも抵抗がある




龍さんにさえ詳しくは話していないというのに・・・・




「まあ・・・・何処の家庭でも色々事情はあるよね?でもお母さんは?って尋ねたのはこの子の体重とか、アレルギーの有無とか色々聞きたかったからなんだけど~母子手帳とか今日は持ってきたのかな」




「あ・・・・それは」




母子手帳・・・・まだ1歳4か月の隼人なら母親が当然持ってるはずの物



多分それには今までの予防接種の経歴とか体重とか隼人に関することが色々書いてあるはず




ああしまった!そんなこと全く頭になかったよ・・・・どうしよう




あたしが考えあぐねていると先生の声が耳に響く



「そんなに考え込まなくても大丈夫だよ、体重は今計ればいいし・・・・っと、よかったねえ
取りあえずインフルエンザではないね~ちょっと風邪こじらせちゃったかな」






まだしゃくり上げて泣き止まない隼人を見つめて優太さんはそう言った