「孝太さん、すんません突然電話して・・・」




「いやいいんだよ龍が頼みがあるなんて言うのも珍しいし今日はちょうど予約も入ってなかったしな~で、そっちの別嬪さんの彼女はお前の女か?まさかしばらく逢わねえ間に子供まで作っちまったなんて言わねえよな?」




「はあ?冗談よしてくださいよ!こいつが例の神龍の姫で俺の同居人でもある矢追瞳です」



「あ、はじめまして矢追瞳です!よろしくお願いしますこの子は弟の隼人です」



あたしは隼人を抱っこしたままぺこりと頭を下げた



短髪の黒髪をワックスで立たせTシャツに黒のエプロン姿の孝太さん




それからなんだかんだと色々話は弾み孝太さんと言うこのイケメンお兄さんはこの居酒屋の経営者であり神龍のOBであることが判明




何かと言うとここに神龍のメンバーは立ち寄るらしく龍さんも例外ではないらしい



だから何かと融通が利くんだとか・・・・



だから準備中でも大丈夫だったんだね、うん納得



「まあ、姫になった事情はこいつから聞いてるけど・・・・瞳ちゃん嫌ならいつでも辞めていいんだぞ?まあ何かあったら俺がいつでも力になるからさ」



「はい・・・ありがとうございます!」



そう言ってぽんと肩を叩くと奥のお座敷に消えていく孝太さん



なんか見た目チャライけどいい人だな、やっぱり神龍のメンバーは暖かい




無意識に孝太さんを目で追うと隣から舌打ちが聞こえてきた