「ここは関係者以外立ち入り禁止のはずだけど?今日は子猫ちゃんが二人も迷い込んじゃった
みたいだねえ」



「あ・・・ちょ、ちょっとあんた!この子を離しなさいよ!」



「どうしようかな~どんな目的があってここに潜り込んだのか気になるし離してもいいけどうちのリーダーに聞いてみないことには簡単に離すことはできないかなあ」



茶髪の長髪の髪をひとつに結わえた長身の細身の男はにやりと笑みを浮かべるとそう答えた



「まあ、俺は基本的に女の子大好きだし苛めるのも嫌だから離してあげるけど大きな声を出さない!って約束してくれる?」




背後から羽交い絞めしている男の言葉にあたしは黙って頷く



恐怖心半分、好奇心半分の今のあたし



全く怖くないって言ったら嘘になるけどここのリーダーに逢えば何か解るかも・・・・




その思いのほうが強くて拳を握りしめたまま目の前の男の顔を見据えた



ゆっくり塞いでいた口を離しあたし達に向き直る彼



瞳が大きくて可愛いといった顔立ちの彼はきっと女の子にモテるんだろうなって思わせる人



沢山のピアスを耳にしてイケメンだけどチャラそうな印象の彼



最上級の作り笑いをあたし達に向けると言葉を発した




「リーダーの翼に逢ってもらうけど・・・・さてどうなるか?まあ、入ってよ」



明かりの漏れている部屋のドアを開けると目くばせをして入れと促す




彼の笑顔と言う名の仮面がとても怖くて足が鉛のように重かった