「でも、秀一君なんでジャージなの?別に制服で来てもよかったんじゃ」



「特に理由なんてないけど動きやすいほうがよくない?これあたしが選んだんだけどどう?」



「あはは・・・まあこの日の為に選んでくれたんだ~うん、頑張ろうじゃあ行こうか」



あたしは苦笑いを浮かべて秀一君の手を引き歩き出した



旧校舎は木造でなんだか薄暗くて・・・・




例えて言うならお化け屋敷、今にも出てきそうって感じ



薄暗い下駄箱を抜けるとこれまた薄暗い廊下が目に入ってきた



かなり古い建物なのか歩くだけでみしみしと音が鳴っている



妙にその音が響いていつの間にか秀一君の手をぎゅっと握りしめていた



あたしが引っ張って歩いていたはずなのにいつの間にか先頭を歩く秀一君の後を付いて行く



すると奥の教室から明かりが漏れているのに気付いた



「秀一君!・・・奥の部屋!」



「うん、行ってみようか・・・・「んんんんっ・・・」」



歩き出そうとした瞬間誰かに口を塞がれる



全く人の気配を感じなかったあたし・・・すると秀一君が何事かと振り返った



甘い香水の匂いのする男に背後から羽交い絞めされて軽くパニックになるあたし



「み~つけた!」 耳元でそんな声が突然響き渡って思わず身構えた