「え~秀一君一人で行くの?危ないんじゃないの?」



「言っとくけど喧嘩にはかなり自信があるんだけど?空手も柔道も小さい頃から習ってるし
そこいらの不良ごときには負けないつもりだけど?」



「で・・・でも「はっきり言うけど瞳ちゃんがいると足手まとい・・・」」



「そんなひどいよ・・・・でもあたしも何かの役にたちたい」



そのためにここに来たんだし・・・秀一君一人に負担をかけさせたくない



困った様子であたしを見ていた秀一君



溜息をひとつ付くと呆れたような顔であたしを見つめるとふわりと抱きしめてきたのがわかった



「秀一君?「わかった、連れてくよ・・・そんな顔されたんじゃたまったもんじゃない反則だよ」



秀一君があたしを抱きしめながら耳元でそう呟く、傍から見たら女同士が抱き合ってるとしか思えないだろうけど・・・




華奢なように見えて鍛えられている秀一君の胸に抱きしめられて改めて男の子なんだなあって感じていた



それが決して嫌じゃなくって・・・妙に心地いい



なんだか昔から知っている古い友人のような感覚



「でも、連れてくからにはあたしの言うことは絶対だからね?何があっても離れちゃ駄目わかった?」




「わ・・・わかった」



秀一君の迫力に首を縦に振る・・・・旧校舎への侵入は週末金曜日に決行となった