「ふ~ん聞いた限りではかなりのヤリ手っぽいね~」



秀一君こと秀美ちゃんが腕組みをして感心しきりの様子でぽつりと呟く



そんなこんなで色々揉め事もあったけどなんとかリーダーが決まったらしくそれからは独自のやり方で相馬翼さんは改革を推し進めた



授業はもちろんのこと行事にも積極的に参加すること



成績優秀者はある程度の遅刻、早退は許されること



学校内でのこと全般は生徒会が全て全権を委ねられ話し合いによって決まること、などなど



この学校の生徒会というのは黒薔薇のリーダーと幹部らしいけど・・・・



「でも、ここの幹部は誰がやってるのかは謎なんだよね」



「え?どういうこと?!」



「リーダーしか存在が明かされてないってことさ、運営している幹部名は公表されてないんだよ」



「それは何か理由があったりするの?」



秀一君本人は無意識でやっているのか上目遣いで問いかけると目の前にいた男子が頬を染めて
答えていた



「り・・・・理由はわかんねえけどリーダーになった時に幹部の名前は公表しないって言ってたからああそうなのかって感じ?」



「さして疑問にも思わなかったけど・・・変って言えば変か?自分の女の名前はこの学校内で知らねえ奴はいねえってのにな?」





その彼女の名は川瀬春姫、相馬翼さんの彼女・・・通称黒薔薇姫と呼ばれているとか、彼女が自分に深く関わってくることになるとは思ってもいない・・・