ピンポンピンポンピンポンピンポ「はい?」



ガンッ




「…っつぅー…」



「…中原?」





突如箕島が開け放したドアにより、額を強打した私。



その痛さに気を失いそうになりながらも、なんとか顔をあげる。




そこには驚きに大きく目を見開いて、私を見下ろす箕島の姿。





…それだけで、なんか。泣きそうになる。






「…おまえ、どうし…」



「話がある」





私はそう言いながら、勢いよく箕島に、抱きついた。