業務報告はキスのあとで


「小松さんが来てくれると、嬉しいんだけどな。個人的に」

なんていう手島さんの一言に、私の心がぐらりと揺れ動く


「な! え、えっと」


こんな一言で揺れ動くなんて単純にも程があるけれど、この一言は純粋に嬉しい。

しかも、その一言を発したのが手島さんだというのだから尚嬉しい。


「ねえ、来てよ。小松さん」

「う…」


すごい、どうしよう。手島さんが、私を誘ってくれている。


「小松さん来ないと寂しいし」


おまけに、私が来ないと寂しいだなんて言ってくれている。



どうしよう、どうしよう。


神様、どうしましょう。やっぱり私は歓迎会に行くべきですか……───!?