* * * 「ねえねえ、小松さん、さっき松岡くんと何話してたの?」 「え、っ……?な、何って……」 午後一時、給湯室にて。 コーヒーを入れる私の横にやって来たかと思うと、早速ニヤニヤと笑いながらこの話題を口にしてくる西野さん この顔は、何話してたの?なんて言いながら、本当は知っているのだろう。 「もしかして…告白、された?」 ……ほら、やっぱり。 「知ってるなら聞かないで」 思い出すと、嬉し恥ずかしで私は少し俯いて顔を隠した