そして 平岡さんの帰りまで一週間を切ろうとしていた、ある日のこと。 「あの………小松さん!!」 「え、っ………?あ……松岡くん」 会社の廊下を歩いていた私の後ろから声がかかり振り向くと、そこには松岡くんの姿があった 「え、っと……どうしたの?」 松岡くんは週に3日くらいのペースで会社には来ていたけれど、全然話さないようになってしまっていた為こうして向かい合うのは何日ぶりだろうか。