────カタカタカタッ



イスに腰掛けると早速始める仕事。


とりあえず気持ちを切り替え、仕事に集中している私のもとへ


「小松さーん!」


と、西野さんがやって来た。




「あ……西野さん。おはよう。どうしたの?」


「今日の仕事終わり、空いてる?一緒にご飯行かない?」

「え?うん。空いてる……けど……」



チラリ、と自然に平岡さんの方に視線を向ける私。


退勤後にもしかしたら平岡さんから誘いがあるかも……なんて一瞬思ったが、そんな事あるわけない、か。




「けど?」


「あ、ううん、何もないよ。一緒にご飯行こう」