────── カタカタッ 「はぁー……」 あのモヤモヤの正体は分からないけれど、時間が経てば自然と消えるだろうと、私はそう思っていた。 ……綺麗さっぱりと、消えてくれるはずだった。 でも 「小松さん、どうかした?今日はいつもに増して溜息多いけど」 ……どうも消えてはくれない 胸の奥のモヤモヤと、頭の中の、平岡さん。 「そんなに溜息……ついてました?」 「うん、凄く」 殆ど覚えもなく無意識だったが手島さんにそう言われてしまうくらいなのだから本当にそうなのだろう。