きっと真央ちゃんは本当に透亜と距離を置くつもりだ。

「あたし、咲彩ちゃんとはもっと違う出会い方をしたかった…っ、好きな人がおんなじになっただけで…、こんなにも…っ辛いんだね…っ、本当はね、もっと仲良くなりたかったんだ……っ。」


「真央ちゃん…」

「だけど、明日からはもう…今までみたいには出来ないから…。だから咲彩ちゃん…透亜くんと頑張ってね…。あたし応援してるから。」

そういった真央ちゃんの目にはもう涙なんてなかった