またあした



「賢人!先行っちゃうから!」

賢人を追い越そうとしてそう声をかけると

グイッーーー

「うわっ、」

「行かなくていい」

いきなり腕を引っ張られた

「…どういうこと?」

「嘘、だから」

………嘘?てことは、つまり…

「……泣いてんの気づいちゃった?」

ははっとおどけて私が言うと

「なんで我慢すんの」

いきなり真面目な顔で私に視線を合わせて見つめてくる