「あ、真央じゃん!」
そう声をあげたのは透亜で。
…もう呼び捨てなんだ。と思ったが自然に、自然に。
「どうしたんだ?まだ一緒食べる奴、決まってないのか?」
透亜の問いかけに真央ちゃんは困った顔で
「そうなんだよね、でも前の学校と違って屋上に出れるって言っていたからと取り敢えず来ちゃったんだけど…お邪魔かな?」
「んーん、そんな事ないよ!!もし良かったら一緒に…食べる?」
「ええ!いいの?わあ…ありがとう!!」
パタパタパタ…
小走りでこっちに向かってくる彼女はそれすらも綺麗で、美しくて。
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