空腹に耐えながら励んだ授業も終わり、昼休み。
私と透亜、賢人はいつも屋上で三人で食べている。
菜々もたまに誘うのだが、最近出来たサッカー部の彼と一緒に食べるそうで。
ガサガサ…
私はカバンからデカイお弁当を二つ出した。
「今日はお弁当持ってこないでって言ったよね?二人のお弁当作ってきたんだ〜。食べよう?」
「お、まじい?さんきゅーな!俺咲彩の作る飯好きなんだよな!いただき〜!」
「…ありがとう。いただきます」
二人共嬉しそうに頬張る。私まで嬉しくなってニヤつきが止まらない。
ガタンッ…
あれ?誰か来たのかな?いつも誰もここ使わないのに。
そう思って振り返ると
