「早いじゃん透亜!おはよう〜。ね、ボタン…」 「ん?おわっ!早く言ってくれよ…」 恥ずかし〜…と言いながら笑って直す透亜。そんな姿が可愛くて笑ってしまう。 ふと賢人の方を見ると走ったばっかだと言うのにクールな顔してまた眠たそうだ。 「も〜、透亜も賢人も!早く行かないと山田先生にまた怒られちゃうよー」 「んじゃっ、走りますか!」 ニヤッと笑いながらそう言ってまた手を出す透亜。また走るのか…まぁいいか。 「よし行こっ!」