またあした



そんな優しさに、自然と笑みがでる

「賢人、ありがとね」
いつもカバンもってくれて、いつも私の事を気にかけてくれて。

「何が」

「べーつーにっ!」

「んだよ、それ。」

ちょっと照れたように首の後ろを触る。

昔からの賢人の癖なんだ。てれた時は、首の後ろを触ってそっぽを向く。

「賢人の真似だよー!いつも、こぉーんな怖い顔して、別にって言うじゃん!」