そんな優しさに、自然と笑みがでる 「賢人、ありがとね」 いつもカバンもってくれて、いつも私の事を気にかけてくれて。 「何が」 「べーつーにっ!」 「んだよ、それ。」 ちょっと照れたように首の後ろを触る。 昔からの賢人の癖なんだ。てれた時は、首の後ろを触ってそっぽを向く。 「賢人の真似だよー!いつも、こぉーんな怖い顔して、別にって言うじゃん!」