無愛想な賢人の優しさに、胸が暖かくなる。
こういう所好きだな、なんて想いながら美味しそうなそれにかぶり付く。
「ん〜やっぱり甘さの後のこのピザまん!最高!」
「口の横ついてんじゃん。」
そう言って賢人が微笑む。すると透亜が
「きったねーのー!」
なんて言いながら取ってくれる。
だんだん頬が赤くなっていくのがわかる。
「…へへっ、ごめん。」
「よし帰るかー。行くぞ!」
そしてまた三人で歩き始める。
ちゃんと歩幅を合わせてくれる二人を見上げながら帰る家路はいつも幸せだ。
「じゃーまたあした!」
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