学校へ着くと真央ちゃんの姿が見える。
…咲彩ちゃんおはよう、とだけ言い放ち教室を後にする。
こんな毎日が続いていた。
真央ちゃんは私に言った通りに透亜との距離を確実に置いていて。
それは確実に透亜の悩みのタネになっていた。
席も隣だから普通に話そうとすると寝たふりをする真央ちゃん。それを見て凄い悲しそうな顔をする透亜を私はずっと見ている。
「…咲彩。口開いてるよ」
「もう賢人…恥ずかしいから見て見ぬ振りしてよ!」
「…咲彩は今の状況も見て見ぬ振りするの?」
「え…っ。」
賢人はそれだけ言うと寝る体制に入った。
