「ルイ!やめて!っ、お願い!ルイの心が・・・消えちゃう!」
心を消さないで。
冷たい魔王にならないで。
「煩い人間。定められた運命は変えることはできん」
魔王はそう言うと、剣を握るルイの手を掴みそのまま自分の胸へと剣を突き刺した。
「あっ!!!」
声をあげたところで、もう遅いのだ。
剣は魔王の胸を突き刺し、そこから血が伝い流れてくる。
「貴様は・・・自分の在るべき場所に戻れ」
魔王が、絶え絶えになる声でそう言った。
魔王は知っていたのだろうか。
私が未来から来た人間であること。
この先を知る者であること。


