「ルイ!ダメ!」
「恵・・・、なぜ」
動揺を瞳に宿す。
「なんだ、小娘。神聖な儀式の場だ。邪魔をするな」
「こんなのやっぱり間違ってるよ!こんなことで、力を得たって何の意味もない!」
「人間ごときが知った風な口をきくな!」
「きゃっ!」
魔王が手を振ると強い風が吹き私は吹き飛ばされる。
壁に叩きつけられる身体。
息がグッとつまり、息苦しくなる。
「恵・・・」
ルイ、お願い。
こんなこと、やめて。
お願いだから・・・。
「早くしろ、ルイ」
「・・・は、い」
動揺したルイが震える声で答える。
ルイは迷ってる。
このまま儀式を行うことを。


