ルイが私の身体を包み込む。 温かい身体。 温もりが、優しさが私を包む。 「ルイ、大好き・・・」 何度言えばすべて伝えられるだろう。 こんなにも好きなこと。 こんなにも、ルイが必要なこと。 嬉しくて。 嬉しくて。 なんて、幸せなんだろう。 忘れてしまっていた。 アンリの事も。 私の胸に刻まれた契約のしるしの事も。 そして、ルイの事を救う方法の事も。