俺様魔王の甘い口づけ




「え・・・、生きて・・・る・・・?」





体が軽くなって、さっきまでの身体の熱さはどこかに消えてしまった。
身体を起こす。
なんともない・・・?





「え・・・、どうして・・・?」

「なにも、今すぐもらうとは言っていない」

「え・・・」




でも、今じゃないとも言ってないよね?
今だと思うじゃん。


でも、だったら今のは・・・?




「あの、契約っていうのは・・・?」

「もう終わった。そなたの胸を見てみよ」

「胸?」




そう言われ、そっと服を捲り中を覗く。
すると、鎖骨の下胸元に、黒い不気味なマークがしるされていた。




「な、なにこれ・・・」