門番の人は、レオの顔を見たらすぐに中に通してくれた。
中に進み、前にも王と面会の時に来た広間に通された。




大きな扉。
私はこっそりと深呼吸をする。




大きな扉を開いて中にはいる。





中にはいった先で、目にしたのは信じられない光景だった。







「王様!?」






声を上げたのは、レオ。
私も目を疑った。


赤い豪勢な椅子に座り私たちを迎えたのは、他の誰でもない王自身だったのだ。




「なん・・・で・・・?」




王様は、病気で倒れたんじゃないの?
でも、目の前の椅子に座る王様はそんな様子もなく以前と変わらない様子で座っている。




どういう事・・・?





「王様!これは、いったいどういう事ですか!?」