「あ、ああ…。さすがにまずいかと思ったんだけど、言い出せなくて…。ばっちり」




困ったように笑うキイ。
私の血の毛はサーッと引いて行った。





「いやあああああああああ!!!!」






酷い!
最低だ!

知らなかったとはいえ、男の子に裸を見られるなんて!





「ご、ごめんって!」

「お前…、風呂にまで連れて行っていたのか」




ルイが眉間にしわを寄せる。




「だって、知らなかったんだもん!最低!うわああああん!」







もうお嫁に行けない!
バカバカバカ!






最低だ―!