サクセサーズ

祭壇への道は意外と長く、キーラの歩くスピードもあってか外に出るのには時間がかかった。


祠を出た時には、集落に着いた時とは相成って雲が立ち込めており、空は暗く身を劈くような寒さだった。



「うむ…また吹雪になりそうじゃな」





キーラは怪訝そうな顔で呟いた。