サクセサーズ

その二人を見て、キーラは口元に笑みを浮かべた。そして、杖を思い切り地面に叩きつけると魔法陣がそこに現れた。



「これは、ジストへ繋がる魔法陣だ。この上に立てば、一瞬で移動できるはずだ。準備出来次第、これを使うと良い。


それにしても疲れたのう…少し休ませてくれ。家まで送ってくれんかのう」



キーラはごほごほと咳き込んでゆっくりと出口の方へ歩き出した。三人はそのあとをついて行った。