サクセサーズ

「ククク…先手は取られたがそんなもんか」



アレンは血沸き肉躍った。戦いになると気分が高揚し、一心不乱に剣を振るう。



自分の中に流れる狂戦士(バーサーカー)の血には抗うことが出来ず、気がついた時には相手は見るも無惨な姿で事切れているのだ。



視界が暗く、相手の姿はよく見えないがわずかな気は感じ取れる。すかさず、斬りつけて、肉を突き刺す。




ドサドサと死体の倒れる音がしてやっと我に返った時には後悔しか残っていなかった。