サクセサーズ

「……」



リリィは驚きのあまり言葉を失った。ただ、ぽかんと口を開けて放心状態になっていた。


それを見ていたアレンも満更でもない表情をしてぶつぶつと話し始めた。


「光の魔法の力を受け継いだってことは、前の光の継承者が亡くなったってことか。」




「そういうことね。面倒なことに光の継承者が亡くなって以降、闇の継承者が不穏な動きをしているの。今から、6年くらい前かしら?」