「す、すごい…」



「な、なんだ…?」


リリィは感嘆の声をあげた。アレンは何が起こった状況を飲み込むことが出来ずにいた。



状況を把握した時には、さすがのアレンも目を見開いて驚いていた。



魔法を使える者なんてこの大陸に数人しかいないのに、それを使える者が自分の周りに二人もいるのだ。驚くのも無理はない。