サクセサーズ

「それより、さっきはどうしたんだ?昨日の戦いで疲れたのか」


リリィはさっきの夢のことを話そうか迷ったが、結局言わないことをした。たかが夢だ。言っても仕方が無い。



「う、うん。アレンみたいに、プロフェッショナルじゃないから…」



リリィが傷だらけになっても攻撃の手を緩めなかったことに対しては感心している。しかし、如何せんこいつは女。



どれだけ魔法が使えても、あまり戦線で戦わせるのは気が向かない。



「今度からは、俺の後ろにつけ。お前に相当な覚悟があることは今回でわかったから…」