サクセサーズ

「!!!」



アレンはその一言にハッとして、剣を引き抜いた。我にかえり、その場の悲惨な状況の中をぼんやりと眺めていた。



今、何て言った。狂戦士?まさかな…。放った一言に対する疑念に苛まれていると、ズキズキと斬られた肩の傷が痛み出す。止血しなければ、死んでしまうだろう。



その前に、リリィは。ふと目をやると、彼女の方も決着がついているようだった。