サクセサーズ

「お前がこの革命軍の首謀者か。聞いてるのか青ターバン」



アレンはルーカスに言った。しかし、彼は口を噤んだままだ。チッと舌打ちをしてアレンは剣を引き抜く。



「来ないなら早速行かせてもらう」



疾風の如く走りルーカスめがけて剣を振りかざす。しかし、ルーカスは何も手を出す行為はしようとしない。斬ろうとした瞬間に、隣にいた戦士が斧でその刃を受け止めた。



アレンは一瞬顔を顰めたが、小競り合いに負けないよう剣に力を込める。どうやら相手の方が力は有利なようだ。



「そんなもんか?おめえの本気見せてみろよ」