サクセサーズ

治癒魔法のピュアを唱えて先を急ぐ。中央部へと行くと、さっきとは比べ物にならないくらいの人々がいた。革命軍のようだ。



剣や槍、斧や弓、農具などを持つ者。武装したジストの国民達がそこにいた。侵食の影響が少ない人もいれば、酷いひとは目は虚ろで、顔や体の至る所に黒い大きな斑点があった。



「…さすがにこの数を相手するのはな」




アレンもさすがに苦虫を噛み潰したような表情をした。斬ってもキリがないくらい人はたくさんいる。いっぺんにかかってこられたら一溜まりもない。