サクセサーズ

住宅街を走り抜け弓兵の攻撃を掻い潜る。視界が開けて来た時、物陰から待ち伏せをしていた革命軍の剣士達が前に躍り出た。



そこで止まれと忠告をされたが、止まる気はさらさらないとアレンは伝え、剣を引き抜くと圧倒的な速さで斬り裂いた。



「クックック…甘いな。俺はあの時のように油断はしない」




不敵にニタアと笑う。完全にスイッチがオンになっているようだ。倒れたのにもかかわらず剣を振りかざそうとするアレンをリリィが制止すると彼は我に返って剣を鞘にもどした。



リリィはすかさずライト・パージの魔法を唱える。この人たちもきっと闇の魔法がかかっているはず。念のためだ。