サクセサーズ

「うーん…もしボクが革命軍だったらお兄さんはどうするの?」



恐る恐るルキが尋ねると、アレンは腰につけた鞘に手をつけた。




「革命軍の情報を出来るだけ吐かせる。力ずくで。その後は言わなくてもわかるだろ?


逃がして革命軍を大量に呼ばれても困るしな。薄情な奴だと思うだろうがそれが俺のやり方だ」




「うわ、お兄さんコワイ。革命軍だったら殺されてるね。あ、そろそろボク仕事に戻らなきゃ」




そそくさとコップを片し始めて、じゃあねとアレンに言ってロビーを後にするルキ。疑うつもりはないがルキの姿が見えなくなった後、アレンはこっそりと後をつけていった。