王の間は壁は黄金で出来ており、調度品も黄金。ふんだんに贅沢品を使ったファラオにふさわしい部屋だった。
天幕つきのベッドに寝込んでいるファラオは腰を上げて二人に話しかけた。
「そなたらが我に会いたいと申していた者か…。ゴホゴホ…遠い所からよく来てくれたな…我が名はカフラー。我に何の用があってここに来たのだ?」
威厳溢れる若きファラオ。良王の名高い評判を持つ彼であったが、病におかされていて声にははりがなく顔色も悪い。
リリィは緊張して落ち着きがなかったが深呼吸をして一気にカフラーに要件を伝えた。
「あ、あの!わたしは、光の継承者リリィと申します。アストラルの導きにより地の守護者であるあなた様に会いに来ました。
そ、その地の紋章をもらいたいのですが」
リリィは前髪を掻きあげて光の紋章をカフラーに見せた。それを見たファラオはひどく咳き込んでから、話し始めた。
「その紋章、誠のものであるな。そして、リリィよ。そなたからは我よりも手厚い大地の加護を受けていることもわかる。この紋章を授けるのに相応しい。しかしだな…」
カフラーは再び咳き込んで話を続ける。
天幕つきのベッドに寝込んでいるファラオは腰を上げて二人に話しかけた。
「そなたらが我に会いたいと申していた者か…。ゴホゴホ…遠い所からよく来てくれたな…我が名はカフラー。我に何の用があってここに来たのだ?」
威厳溢れる若きファラオ。良王の名高い評判を持つ彼であったが、病におかされていて声にははりがなく顔色も悪い。
リリィは緊張して落ち着きがなかったが深呼吸をして一気にカフラーに要件を伝えた。
「あ、あの!わたしは、光の継承者リリィと申します。アストラルの導きにより地の守護者であるあなた様に会いに来ました。
そ、その地の紋章をもらいたいのですが」
リリィは前髪を掻きあげて光の紋章をカフラーに見せた。それを見たファラオはひどく咳き込んでから、話し始めた。
「その紋章、誠のものであるな。そして、リリィよ。そなたからは我よりも手厚い大地の加護を受けていることもわかる。この紋章を授けるのに相応しい。しかしだな…」
カフラーは再び咳き込んで話を続ける。

