「和哉、教えてくれてありがとね」


私は和哉に笑顔を向ける


「神無との喧嘩の前に妙なことに巻き込んでごめん」


そう言えば


「気にしなくて良いよ。闇月は闇月でゆっくり考えな?」



和哉はそう答えると
ベンチから立ち上がり
バイクの方へと去っていった



私はその背中に

「ありがとう」

と呟いた