「確かに、氷月って聞いてさ、吃驚したし戸惑ったし、怖いとも思ったよ」 裕の言葉に目を伏せる 「でも、夜は鮎ちゃんで、氷月で…。それでもやっぱり、俺たちにとっては夜なんだよ。夜は夜以外の何者でもない」 私はハッとする 「闇月は俺たちの友達で、大事な奴」 裕の言葉を聡が引き継いだ 「私…此処に居て、いいの…?」 答えなんか分かっていた それでも私は縋るように聞く 「当たり前だ」 弦の真っ直ぐな言葉に 私の頬に温かいものが伝った