秘密の異端者 secondstory


「確かに、氷月って聞いてさ、吃驚したし戸惑ったし、怖いとも思ったよ」


裕の言葉に目を伏せる


「でも、夜は鮎ちゃんで、氷月で…。それでもやっぱり、俺たちにとっては夜なんだよ。夜は夜以外の何者でもない」


私はハッとする


「闇月は俺たちの友達で、大事な奴」


裕の言葉を聡が引き継いだ


「私…此処に居て、いいの…?」


答えなんか分かっていた

それでも私は縋るように聞く


「当たり前だ」


弦の真っ直ぐな言葉に
私の頬に温かいものが伝った