「鮎ちゃん、その姿は初めて会った日以来…だね」
和哉は少し懐かしそうに
目を細める
「そうだね」
私は相変わらず、少し高めの声で返した
「本当に女の子…なんだ」
裕が肩の力を抜きながら笑った
それに私はコクリと頷く
「何で男装なんかしてたの?ってか、夜の名前は何処から来たの?」
裕は純粋に不思議そうな顔をする
騙してたことを怒ってる風では
無かった
その事にホッとして
私も肩の力を少し抜く
「まぁ、男装してたのは女子が色々面倒臭いの痛いほど知ってるから…ね。それに群れるの、好きじゃないし…。
名前に関しては、…うん、まぁ、単なる思い付き?みたいな?」
と、そこまで言って
私は重要な事を思い出した


