秘密の異端者 secondstory


「鮎ちゃん、その姿は初めて会った日以来…だね」


和哉は少し懐かしそうに
目を細める


「そうだね」


私は相変わらず、少し高めの声で返した


「本当に女の子…なんだ」


裕が肩の力を抜きながら笑った

それに私はコクリと頷く


「何で男装なんかしてたの?ってか、夜の名前は何処から来たの?」


裕は純粋に不思議そうな顔をする

騙してたことを怒ってる風では
無かった

その事にホッとして
私も肩の力を少し抜く


「まぁ、男装してたのは女子が色々面倒臭いの痛いほど知ってるから…ね。それに群れるの、好きじゃないし…。
名前に関しては、…うん、まぁ、単なる思い付き?みたいな?」


と、そこまで言って
私は重要な事を思い出した