弦と裕と聡は驚きながらも
何処か納得した様な顔をしている
「確かに、夜はフードもだけど、俺たちの前でパーカーを脱いだ事も無かったっけ?」
裕の言葉に私は頷いた
フードは自分の顔を見られるのが
怖いから外さなかった
パーカーは無意識の内に
女だとバレることを危惧して
脱がないようにしていた
私はウイッグに手をかける
そして、おずおずとソレを
引っ張った
「_______…え?_______神崎…鮎?」
ダークブラウンのウイッグの
下から現れたのは
あらかじめ無理矢理被っていた
セミロングの黒髪
弦は驚きにさっきよりも
大きく目を見開いた


