「で、わざわざ今日来たのには、何か理由があるんじゃないの?」
裕は話を上手くリードしてくれる
そんな裕の言葉に再び私に
視線が集まった
「うん。皆に、本当の俺の事知って貰いたいと思って…」
本当の俺…
いや、本当の私
部屋の空気感が引き締まるのを感じた
「やっと…。闇月の事が知れる」
聡がどこか嬉しそうに言う
しかし、そこに待ったを
かけた人物が1人いた
それは__和哉
「待って、闇月。もしかしたら話の途中で氷月が来るかもしれない。それでもいい?」
和哉の言葉に皆ハッとする
「うん。それは大丈夫」
私は笑顔で言い切る
だってそれは私なのだから_____
でも、それは
まだ皆が知るはずもなかった


