秘密の異端者 secondstory


嘘…

本当は大丈夫じゃない

無敗暴走族の幹部の拳は
恐らく手加減はしていただろうが
かなりの重さだ


「将騎!何してるんだよ!?」


和哉が将騎の肩に手をかける

すると将騎は顔を上げて
キッと私を見た

その瞳の奥は揺れているように感じる

それを見た私は
無意識の内に謝っていた


「ごめん…っ」


将騎はハッとした顔をする

そして直ぐに顔を歪ませた


「黙って居なくなるんじゃねぇよ…。バカが」


私はもう一度だけ
“ごめん”と呟いた