秘密の異端者 secondstory


橘はそのまま踵を返すと
屋上から立ち去る


裕はその背中が見えなくなるまで
ただじっと奴の背中を睨み付けていた






「最近平和だったのに、一気にぶち壊された気がする」

横目で裕を見れば
ハッといつもの顔に戻った

それでもどこか緊張した面持ちで…


「でも、炎月なら大丈夫だろ?今のところ負けなしって聞いてるし」


私が軽い口調で言えば
裕は険しい顔をしていた