秘密の異端者 secondstory


だが、私は構わずそのまま
弦の頬に触れた

痛むのだろう

弦の表情が僅かに歪んだ


「ごめんなさい」


私がもっと早く気付いていれば…


私が謝ると弦の瞳が見開かれた

私は目を伏せる


弦はどうして私が謝るか
理解出来ないだろう


私は弦の頬に触れている右手に
力を込めた

いつの日か街で使った
ヒーリングの能力