そんな弦を他所に私は 指を鳴らした その瞬間、校庭に橘以外の 動きが戻る いきなりのことに大半がバランスを 崩して膝をついた 立っているのは弦と和哉と 数人だけだ その様子を見た弦は短く息を 吐き出すと 「連れてけよ。もう、俺らの勝ちだ」 と言い最後に橘を見た 橘は真っ青で力なく 「あぁ…」 と呟いた