秘密の異端者 secondstory


私はゆっくりと校庭の真ん中に
歩みを進める

炎月の下っ端が少し騒ついている

だが、私が橘と弦の所へと
辿り着き歩みを止めた時
辺りは痛いほどの静寂に包まれた


「水を差すようで悪いが、こいつはやってはならない事をした。連れて行くが構わないな?」


私は橘を顎で指し、弦の方を向き
凛と言葉を響かせる

そしてさっき力を使って
回収したナイフを掲げて見せる

弦は橘を一瞥してからこちらを見た

そしてニヤリと挑戦的な
笑みを浮かべる


「まずはフード外せよ」